【社員犯罪の代償】

従業員の不祥事は、企業の命運をも左右する。 ある日、大阪に本社を構える甲社の社長(B社長)のもとに一本の電話が入った。 「御社の従業員A氏が、連続強制わいせつ事件で逮捕されました。報道対応を至急ご検討ください。」 信じら […]
【右腕の裏切り】

密室の背任を暴いた執念の防衛劇と企業再生 信頼していた役員による資金流用。会社の危機を救ったのは、元警察幹部による執念の調査だった。 関西圏に本社を置く甲社は、20年以上にわたり地元の建設業界を支えてきた堅実企業でした。 […]
【第三者委員会の設置】

医療法人理事長の腐敗を暴いた、捜査のプロたちの逆転劇 ある中規模医療法人。十数か所の病院を展開し、社員も理事も多数存在するこの法人に、不穏な空気が立ち込めていた。理事長が経理担当者を巻き込み、巧妙に資金を抜き続けていた疑 […]
【問題患者の正体】

高齢元組員が病院を支配した日 【現実に起きた事案と背景】 大阪市内にある民間病院。そこに一人の高齢患者が入院していた。年齢は75歳。見た目は穏やかだが、腕にはびっしりと入れ墨が刻まれ、ただ者ではない雰囲気を纏っていた。 […]
【社内スパイが蝕む】

組織崩壊寸前の企業を救った“証拠収集”の真髄とは 精密部品の製造を営む甲社は、業歴30年を誇る老舗の町工場。先代から会社を継いだA氏は、技術畑一筋の誠実な経営者であった。 しかし、ここ数年の業績低下に伴い、幹部社員が次々 […]
【顧客が奪われた】

静かに始まった従業員の裏切りとの闘い 「お世話になりました。次のステージでもがんばります」 甲社の営業部を長年支えてきた社員・B氏は、退職時にそう言って頭を下げた。花束を渡し、拍手で送り出す光景には、涙を浮かべる同僚もい […]
【社内反乱を鎮めた日】

企業文化を守るために立ち上がった“民間警察”の真価 その社員は、一見すると真面目で有能な中間管理職でした。日々の業務に従事しながらも、心の奥には「会社は社員を大切にしていない」という不信感が根強くありました。そして、それ […]
【店舗乗っ取り事案】

地方の個人店主と、民間の危機管理チームとの出会い 【きっかけは一本の電話】 地方で10年続くカフェを経営していたMさん。ある日、常連客の一人から妙な噂を耳にした。 「最近、この店が他の会社に買収されるって話、聞いたよ?」 […]
【無言の脅し】

沈黙を破るのは、法でもなく声でもない「影の盾」が動くときである 関西圏の住宅地に拠点を構えるA社は、従業員わずか8名の小さな製造業。現社長であるB社長は、先代から会社を引き継いで約10年、現場出身のたたき上げの経営者とし […]
【SNSによる誹謗中傷攻撃】

「受理されない」は終わりじゃない。そこから始まる反撃のシナリオ。 【始まりは、何気ないSNSの一言だった】 大阪府内で福祉施設を経営するA社長は、日頃から自分の理念や想いをSNSで発信していた。職員や地域住民からの共感も […]